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動物だよりvol.307動物愛護週間イベント2017~in 熊本市動植物園~Part②

2017年9月24日(日)

平成29年9月23日(土)&24日(日)

 

熊本地震発生から528日、529日。

 

動物愛護週間のイベントプログラムの1つ。

***\命を感じよう/***

 

ふれあい広場の多目的室。

 

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事前申込みのあったお客様と、当日ご希望のあったお客様を対象に

特別プログラムを行いました。

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スタッフの自己紹介のあと


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「命」について、皆で考えてもらいます。


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正解は、1つではありません。

うごくこと、はなすこと、たべること、かんがえること

息をすること、すべてが生きている証です。

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次は、今日ふれあってもらう動物の紹介。

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愛らしいこのまるっとした動物は、モルモット。

モルモットについてのくわしい説明は、ボードにも。

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そして、大事な3つのお約束。

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さっそく、モルモットとふれあってもらいます。

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モルモットにふれたことがある方も

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モルモットとのふれあいがはじめての方も

上手にさわれていました。

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モルモットたちが大好きなタンポポの葉を準備。

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タンポポは好物ですが、そればかりやると栄養が偏ってしまうので

おやつ程度です。

普段は、乾草とモルモット用のペレットを中心に食べています。

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モルモットも、プイプイ元気な声をあげながら

おいしそうに食べだしました。

5

 

目と目が合うと、笑みがこぼれます。

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モルモットが、あたたかいのも

動くのも、鳴き声をあげるのも、ごはんを食べるのも

皆と同じ、生きているからです。

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次は、聴診器(ちょうしんき)!

みなのからだにある心臓(しんぞう)。

全身に血液をおくり、栄養や酸素をおくる大事な役割を持っています。

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モルモットにも、ヒトより小さいからだに

ちゃんと心臓があるんだよ。

 

きこえるかな?

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モルモットの心臓の音は、数を数えるのが大変なくらいとても早く

トトトト、なっています。

いきものが生きている音をきくのは、なかなかない体験です。

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胸に聴診器の先をあてれば、心臓の音だけでなく呼吸の音もきこえるし

おなかにあてれば、食べたものを消化している腸の音もきこえますよ。

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音がするのは、生きている証。

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モルモットだけでなく
自分や家族の心臓の音もきいてみてね。

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あら、なんの音をきいたのかな?

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今日は、モルモットだけでなく、3種類のどうぶつたちが協力してくれました。

 

ミミナガヤギのフェリックスも登場!(↓)

 

うしろの器械に注目。

バーチャル心音計といいます。

 

この器械は、ひとりできく聴診器と違って

左のスピーカー部分から、拾った音がきこえて

その音の大きさで、右のハートマークがピカッと点滅します。

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からだが弱く、小さい頃何度も彼岸をみたフェリックスは

母親に戻せるまで親代わりに育てたスタッフが大好き。

参加者のまわりを歩きながら、ご機嫌。

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そして、この日のスペシャルアニマルは

哺乳類ではありません!

 

くまもとを代表する「天草大王」!

 

鶏の種類のひとつ。

 

くまもとでくらすヒトならば、一度はきいたことがあるでしょう。

 
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天草大王の心臓の音も、バーチャル心音計できいてもらいました。

 

モルモット、ヒト、ミミナガヤギ、天草大王

それぞれの心臓の音、共通点や違いがわかったかな?

 

 

さて、わたしたちのまわりには「命」がいっぱいありますが

それぞれ、ひとつしか持っていない大事な「命」です。

 

ヒトの社会には、さまざまな動物がヒトの都合でひきこまれています。

食べるためや使役するために飼い

繁殖・品種改良してきた家畜や家禽もいれば

愛玩動物として、いっしょにくらしだしたペット達もいます。

 

彼らには、いっしょにくらすヒトを選ぶことはできません。

わたしたちには、その「命」に対する責任があります。

 

とちゅうで放り出すなんてことをしてはいけません。

 

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「終生飼養(しゅうせいしよう)」という言葉があります。

一生が終わるまで、飼い、養うこと。

 

動物の愛護及び管理に関する法律では

飼い主の終生飼養についての記載があります。

 

その「命」がつきるまで

最後まで愛情をもちながら責任をもって飼い養うこと

「命」を預かることとは、とても重みのあることです。

 

もし、今、飼養されている動物が家にいたら

また、これから動物を家族に迎えたいと思っている方がいたら

「命」への責任をはたすことを、よく考えていただけると幸いです。

 

毎日、食べるもの飲むものの準備をして

うんちやおしっこが出るから掃除も必要です。

ワクチンなどの予防注射が必要な動物もいるし

病気やケガをしたらすぐに動物病院に連れていくことも大事。

 

旅行などで家をあけるならば

さびしくてストレスにならないように連れて行ったり

顔見知りの家に預けることも考えなければいけません。

 

自分が交通事故にあったり病気になって入院したら

誰に預かってもらえるだろう。

 

高齢になったペットは、物忘れが増え、目がよく見えなくなったり

耳がよくきこえなくなったり

足腰が弱って介護が必要になってきたりします。

 

そこまで先のことを考えてから

責任と覚悟をもって家族に迎えて欲しいと思います。


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今回参加してくれたこどもたちからも、色々質問してくれました。

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ふれあい広場で飼養している

ウサギやヤギの寿命についても質問もありました。

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「寿命」、命あるものはいつか尽きて亡くなりますが

心臓の鼓動が早い動物ほど、早い寿命を迎えます。

 

動物種による寿命の違いについての質問をするということは

さまざまな動物に関心をもってくれている、ということだけではありません。

ヒトも動物も共通して尽きる命をもっているけど

ヒトと比べてそれが早かったり遅かったりする違う部分もあるんだ

ということもちゃんとわかってくれているんですね。

 

きっと、いろんなことに興味を持ち

広い視野をもてるヒトに成長していってくれることでしょう。

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さて、2日目。

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この日も、事前に申込みしていただいていた方々に

当日ご希望のあった方々がくわわって、はじまりはじまり~。

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まずは、ピンクレンジャー紹介(*^^*)

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モルモットの紹介。

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お約束を守ってもらって

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みなのもとへ、モルモットが大事に抱えられてやってきます。

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やさしい手つきで背中をなでてくれるお客さまたち。

すてきな笑顔があふれています。

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モルモットの声をきけたヒトーっ

は~い♪

元気良くあげてくれる参加者の方々。


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モルモットの聴診になると

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皆さん、さっきと表情が一変。

心臓の音をききとるために、とても真剣な顔で耳を傾けています。

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お次は、アカカンガルーのセブンが、飼育担当者に抱かれて登場!

 

嬉しい悲鳴があがります。

 

セブンは、母親が育児放棄したために衰弱して

アカカンガルーのむれにかえすまで、ヒトが育ててきた個体です。

 

今年で4歳、むれにもすっかりなじんでいますが

本来、カンガルーはとても繊細で大きな音とかに敏感に反応します。

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セブンは、他のカンガルーよりもヒトとの近い距離になれているため

ふれあうことも可能です。

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まずは、バーチャル心音計をあてて

アカカンガルーの心臓の音をみて、きいてもらいます。

 

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不整脈?ときかれましたが、不整脈ではなくて

少し緊張していつもより速い鼓動になっていました。

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聴診のあとは、セブンにふれてもらいます。

 

自分と同じくらいの大きさだ!という声もきかれました。


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はじめは、少し緊張気味のセブンでしたが

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お客さんたちがひとりずつやさしくさわってくれるので

とちゅうからリラックス。


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あたまもなでてみてい~い?

セブン、カメラ目線です。

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そして、2日目もフェリックス登場!

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常日頃から、ふれあい広場でも活躍してくれているフェリックスは

かなり堂々としていました(^^)

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すっかりうちとけてくれたお客さんたちも

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色々質問してくれます。

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命のプログラム、楽しんでくれたかな?

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最後に、終生飼養の大事さを伝えて

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本日の命を感じるプログラムは終了!

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ことばだけでは伝わりにくい「命」の大切さを

様々な動物たちと、目で、耳で、鼻で、そして手でふれあってもらいながら

実感してもらいたいというこの企画プログラム。

どうぶつたちにも、わたしたちと同様に喜怒哀楽があります。

 

嬉しいとき、楽しいとき、ヒトは笑顔になりますよね。

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かなしいとき、つらいとき、表情はとても暗くなります。

 

表情に出にくい動物たちも

頭の中では色々考えていて、感情も揺れています。

その感情は、心臓の音にでたり、行動にでたり、様々です。

ヒトと動物とがともに

笑顔で楽しくくらせる共生社会の実現を目指して

今後も、様々なプログラムを続けて

多くの方々に参加していただきたいと願っています。

 

 

 

浅井、飯冨、岩永、上野、小川、古屋、白濱

立岩、西、林、檜垣、藤井、松藤、松本 充史

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