熊本市動植物園トップ
   ホーム  >  ブログ [ 飼育ブログ ]   >  動物だよりvol.436カスミサンショウウオ桑実胚

ブログ

カレンダー





12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
最近の記事
分類選択
タグリスト
以前の記事
キーワード検索
  飼育ブログ  植物ブログ

動物だよりvol.436カスミサンショウウオ桑実胚

2018年2月17日(土)

平成30年2月17日(土)晴れ

 

熊本地震発生から675日。

 

カスミサンショウウオの産卵があったのは、現在2個体です。

  

8


こちらの卵は、分割もよく進んでいて

顕微鏡をのぞくと、きれいなクワの実状で

桑実胚(※)の段階であるのがわかります(↓)。 


0


(※)桑実胚(そうじつはい)とは、卵の16~32細胞期頃の割球で

桑の実に似ているところからこのように呼ばれています。


こちらは、脊索(※※)ができています(↓)。

7

※※脊索とは、原索動物、脊椎動物の幼生期にみられる原始的支持構造で

神経管に沿って脳の下から尾部まで一筋に走る棒状の部分です。

 

0

  

一方、こちらは(↓)、顕微鏡で見ると卵の中に黒いブツブツとした

ゴミのようなものが見られました。

おそらく無精卵で育たないと思われます・・・残念!(><)

9

最初に紹介した卵のほうは、順調に卵割が進んでいるので

顕微鏡で状態を毎日確認するのが楽しみです♪


 

上野、鎌田、福本、松﨑、吉仲

 戻る ホーム
このページの先頭へ
熊本市動植物園   〒862-0911 熊本県熊本市東区健軍5-14-2
TEL 096-368-4416   FAX 096-365-5671