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動物だよりvol.492 飼育の日スペシャルイベント

2018年4月15日(日)

平成30年4月15日(木)

 

熊本地震発生から732日。

 

唐突ですが、皆さん4月19日は何の日かご存知でしょうか?

 

正解は・・・・・419(しいく)の語呂合わせで、「飼育の日」です。

 

当園ではちょっと早いのですが、本日4月15日に飼育の日スペシャルイベントを行いました。

 

様々なイベントが目白押しでしたので、以下、一つずつご紹介いたします。 

 

 

 

まず1つ目は、ふれあい多目的室にて「モルモットのプチ飼育員体験」を行いました。

 

今回は、普段、飼育員が行っているお世話の中でも特に重要な「健康管理」について体験してもらいました。


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最初に、モルモットの爪きりを行いました。

 

爪きりは深づめしてケガをさせてしまう心配があるので、スタッフが実際に爪を切る姿を、見ていただく形をとりました。



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続いて、汚れた部屋から、敷きわらを交換したきれいな部屋へ、モルモットを移動させてもらいました。

 

お子さんたちは、スタッフのサポートのもと、慎重に優しくモルモットを抱き上げていました。



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続いて、体重測定です。

 

①モルモットを体重計まで抱っこしてくる

 

②写真を見ながら、モルモットの名前を調べる

 

③体重を記録する

 

以上、3ステップです。

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こちらも、優しく丁寧に体重を測ってくれていました。

 

モルモットの子供は1ヶ月で約100g体重が増えます。

 

きちんと成長できているか確かめるために、体重測定は重要な仕事です。



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さて、いったん外に出て、モルモットにあげる野草を採りにいきました。

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野草は新鮮なのでビタミンCが豊富です。

 

モルモットの健康にはビタミンCが重要なので、野草はとっても健康的なごはんです。

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いっぱい採ってくれました!

 

クローバー、タンポポの葉、ハコベ、ナズナなどが大好物です。

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新鮮な野草にモルモットは大興奮!

 

動きが早すぎて、写真がぶれてしましました・・・

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手渡しであげると、食べる様子がしっかり観察できます。

 

食欲はあるか?歯は悪くなっていないか?などを要チェック。

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最後に記念撮影タイムです。

 

これで30分間のプチ飼育員体験は終了しました。

 

みなさんもモルモットも楽しんでいただいていたようで、とっても良いイベントになりました。

 

 

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今回、担当スタッフが手作りした「モルモットプロフィール帳」もご紹介させていただきます。

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中のページはこんな感じになっています。

 

現在、当園には70頭を越えるモルモットが飼育されています。

 

その全てに名前がついており、なんと!担当スタッフは顔を見ただけですぐに名前が分かります。

 

ですが、毎日お世話をしていないと、なかなか区別するのは難しいですよね。

 

そこで、お客様にもモルモットの区別がつきやすくするために、このプロフィール帳が作られました。

ぜひ、この本を見ながら、お気に入りのモルモットを見つけて、名前を覚えてあげてください。

 

 

 

 

続いて、アフリカゾウのガイドです。

 

こちらのイベントも大盛況でした。

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ゾウは、合図に合わせて口をあけたり、足を上げたり、座ったりします。

 

まるで曲芸のように見えますが、それは芸ではなくトレーニングであり、一つ一つの動きには目的(口をあけさせて歯が悪くなっていないか見る、足をあげさせてもバランスが崩れないか見る、座らせて背中の様子を見るなど)があります。

 

そのトレーニングの目的について、ゾウ担当の飼育員が解説していきます。



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最後に大好物の竹をあげました。

 

鼻と牙を上手に使って竹を割り、豪快に食べていました。


 

 

 

 次は、ニホンザル

 

ニホンザル上手に探せるかな~環境エンリッチメント体験~

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最初に、飼育員より、フィーダーを使った環境エンリッチメントについて説明します。

 

フィーダーとは、穴をあけてえさを詰めこめるようにした木や塩ビ管のことで、動物が簡単にえさを採れないようにするために使います。

 

このフィーダーにえさを入れて、動物に与えると、動物は時間をかけて頭や体を使わないとえさを採ることができません。

 

「食べにくそうで可愛そう・・・」と思う方もいらっしゃると思います。

 

でも、野生ではそれが当たり前です。

 

野生では動物達は多くの時間をえさを探すことに使っています。

 

フィーダー等を使って、そんな野生の環境を再現し、動物達の暇な時間を少なくさせるようなことを環境エンリッチメントといいます。

 

 

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落ち葉の下にえさを隠すのもえさを探させるためです。

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えさを詰め終わったフィーダーを、サル山の中に設置してもらいました。

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設置が完了したらお猿さんたちを入れました。


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「なんだこれ??」

 

普段見慣れないものに興味津々です。

 

やがて、匂いを頼りに、指を穴に突っ込んでえさを採り始めました。


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落ち葉の中にもスッポリ入って、えさを探しています。

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ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 

お猿さんたちも喜んでくれていることと思います。

 

 

 

 

こちらはカバのガイドの様子です。

 

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登園にはモモコとソラという名前の、メスのカバが2頭おります。

 

職員の合図に合わせて大きく口を開いていました。

 

口の中には大きな犬歯が生えています。

 

普段は昼寝ばかりしていて可愛らしいですが、野生では、身を守るためにこの大きな犬歯で戦うこともあります。

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最後にキャベツを1玉ずつプレゼントしました。

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「バキュッ!!」

 

ひと噛みで豪快につぶして食べていました。

 

 

 

 

カバのお隣には、先日ブログで紹介しましたクロサイのクラッグがいます。

 

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昨日から時間限定で公開展示がスタートしました。

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やってきた当初は興奮気味で物音に敏感だったのですが、ずいぶん慣れてくれたのか、本日は大勢の人を前にしてもリラックスしていました。

 

 

 

 

最後にホッキョクグマのマルルのガイドの様子です。

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こちらも大盛況でした。

 

担当飼育員がえさを投げると、大きな体で水しぶきを上げてプールに飛び込んでいました。

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こちらはマルルの大好きなおもちゃ(浮き)です。

 

くわえたり、両手で上手に持ったりします。

 

最近ではこれを上の観覧通路に向かって投げつけるという、やんちゃな遊びも覚えました。

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投げるのか!?と期待させておいて、ただ浮きを下に置いておしまい、というようなフェイントもまた可愛らしいです。

 

以上で飼育の日のイベント紹介を終わります。

 

今後も、イベントを行う際はホームページのイベントカレンダー等でお知らせいたします。

 

皆様のお越しをお待ちしております。

 

 

浅井、飯富、一安、伊藤、今村、岩永、小川、北川、木下、草野、古屋、白濱、高田、立山、長野、西、平瀬、藤井、

 

松藤、松本直美、松本松男、松本充史

 

 

 

  

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