平成30年5月5日(土)
熊本地震発生から752日。
皆様、GWは楽しまれましたか?
天気に恵まれ、快晴の日が多かったですね。
動植物園も連日、大賑わいでしたよ。
さて、5月5日にチンパンジーの子どもの日イベントを行いましたので、ご紹介します。
本日のメニューです。
たくさん用意したレタスやキャベツ等の葉物が今日の主役?です。
今回も、東海大学の学生ボランティアさんが3名、動物ボランティアさんが1名、お手伝いに来てくださいました。
みんなで何を作っているのかと言いますと・・・
まず、キャベツやレタスの葉の中に小さく切った果物や野菜を入れます。
次に、葉を折ってそれらを包み込みます。
最後に、ほどけないように紐で軽く縛って完成です。
そうです。
「ちまき」です。
こどもの日にちまきを食べのは無病息災を願う意味があるそうです。
もち米は入っていませんが、とっても美味しそうなサラダちまきでした。
この「ちまき」を展示室のいたるところに吊るしてもらいました。
こんな高いところにも。
バナナの皮の中に果物をつめたものも作りました。
普通のバナナにしか見えないフェイクバナナは、がっかりするのか、喜んでくれるのか・・
切った野菜・果物を並べて書きました。
毎回定番になっていますが、今回は特によく書けているような気がします!
ちなみに白いのはナスです。
みなさん、ありがとうございました!
いよいよ、チンパンジーたちの入場です。
オスのマルク。
ハンバーガーみたいに、まるごとかぶりつく様子を想像していましたが、実際はレタスを破って中身を確認してから食べていました。
よくよく考えたら、中身が何かも分かってないのに、かぶりついたりは私たちもできませんよね。
なるほど・・・と気づきながら、一人で考えていて思ったのですが、
これって、チンパンジーにとってはくじ引き感覚なんじゃないでしょうか?
やぶって開けてみないと中身が分からない。
やたらと果物が多い当たりや、やたらと野菜が多いどっちかというとハズレもある。
チンパンジーたちは、プレゼントの包み紙をやぶって開ける外国の子どものように、どんどんレタスをやぶっては中身を食べていました。
メスのカナエ。
メスのクッキー。
メスのノゾミ。
空豆が気に入ったようで、大量に口に含んで上にあがって、ゆっくり食べていました。
メスのユウコ。
並べてあるナスビに手を出していました。
どうしても、「ロン!」って言っているように見えるのは私だけでしょうか・・・
チンパンジーは好きな物から食べていきます。
その証拠に、並べた野菜・果物のうちニンジンだけが残されていました。
時間がたったら、ニンジンも大体食べてしまい、最後にはほとんど何も残っていませんでした。
野生ではその日その日で違う、色々な物を食べているチンパンジー。
少しでも野生の環境に近づけられたらいいなという思いから、できる限りこういったイベントを多く行っています。
チンパンジー舎が公開されるまでは、イベントの様子はブログでご紹介します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。