平成30年7月16日(月) 熊本地震発生から824日。 本日も暑かったですねー。 こんな時は、山や川などの避暑地に出かけたり、かき氷を食べたり、玄関先に打ち水をしたり、暑さを和らげる色んな工夫をしますよね。 動植物園でも、動物達にとって暑さが和らぐような工夫をしていますので、少しご紹介します。
こちらは本日のマルルのおやつ。 リンゴの氷漬け。
氷をプールに投げ込むと、すかさず飛び込むマルル。 まだ、氷がプールに着水した時の波紋が見えることから、マルルがすぐに飛び込んだのが分かりますね。
腕に乗せて食べる姿が可愛いです。 リンゴをひとかじり。
「うっめー!」 って言ってそうな瞬間が撮れました。 実際の気持ちは分かりませんが、喜んで、気持ち良さそうにしていたのは間違いないと思います。
リンゴも氷もきれいに食べてしまいました。
これはマルルの背面です。 ところどころ、緑色になっているのが分かるでしょうか? 実はこれ、マルルの毛の中に藻が生えているんです。 ホッキョクグマの体毛は無色透明で、1本1本がストローのような中空構造をしています。 体を床にこすり付けたりして毛に傷ができ、その隙間から藻が侵入するようです。 ホッキョクグマの体毛は4月に生え変わって真っ白に見えますが、6月くらいから藻が生えて一部緑色になります。 なので、全身真っ白なのは4月~6月のわずかな期間だけだそうです。 以上、見ているこっちも涼しくなれるマルルのおやつの光景でした。
続いて、クロサイの納涼の様子をお届けします。 消防ホースを使って引いている水に近寄って行くオスのクラッグ。
躊躇なく水を浴びるクラッグ。 まるで練習後にシャワーを浴びるラグビー部員のよう!
満足したら、さっときびすを返す。 心なしか表情がさっぱりしているように見えます。 体表が水で濡れて、名前どおりクロサイになりました。 実は、クロサイの名前の由来は、体が黒いからではありません。 これにはシロサイの名前の由来が関係してきます。
なかなかややこしい理由ですが、気になる方は調べてみると面白いですよ。 今後も夏を涼しく乗り切る工夫がありましたら、ご紹介します。 |