平成30年8月11日(月) 熊本地震発生から850日。 8月11日は山の日の祝日でした。 昨年に引き続き、東海大学より、阿蘇実習フィールドで育った大地の恵みを頂きました。 お米、ブルーベリー、ジャガイモを頂きました。 どれもとても美味しそうでした。
ブルーベリー! 照かってます。 もちろん何も塗ってないんですが、フルーツタルトの上に乗っかっている果物のように照かっていて、美味しそうです。
ジャガイモ! 品種は聞くのを忘れてしまいました。 土がついていると余計に新鮮で美味しそうに見えます。
米! 去年採れたお米とのことでしたが、きれいで美味しそうでした。 頂いた物のうち、チンパンジー達にはブルーベリーと蒸かしたジャガイモをあげました。
準備した野菜を麻紐に通していきます。
これを、全天(全天候型屋内展示室)のあちこちに結んで吊るしていきます。 この日は、東海大の学生さんが2名、お手伝いに来ていただきました。
お手伝い、いつもありがとうございます!
学生さん達のセンスで書いて頂いた、野菜を使った「山の日」。 夏っぽくていいですね!
あちこちに吊るしてあります。
ブルーベリーは丸太や岩の上に置きました。 チンパンジー達はどれが気に入るでしょうか。
ノゾミ。 豪快にかぶりついてます。
ユウコ。 口からはみだしちゃっているのは、ジャガイモです。 チンパンジー達は、口の中で食べ物をふやかして丸めて、「ワッジ」と呼ばれる塊を作ることがあります。 このワッジを一度口から出して、手に持ってゆっくり食べたりします。 枝葉も噛みしだいてワッジにすることがあり、よく床に転がっているので、よければ探してみてください。 緑色のボールが転がっているように見えますよ。
マルク。 凛々しい表情でジャガイモをかじっています。
カナエ。 ブルーベリーに気づきました。
クッキー。 山の日の文字を食べています。 ジャガイモを選んで食べているように見えます。
再度、ノゾミ。 こちらもブルーベリーに夢中。 残念ながら写真には写っていませんが、 チンパンジーは豆粒大の物をつまむ際、人のように親指と人差し指でつまむのではなく、人差し指と中指で挟むようにしてつまみます。 チンパンジーの手の親指は短く、物ををつまむのには向いていないようです。 最後に、昨年の山の日に東海大より、野菜を頂いた際に、阿蘇実習フィールドの職員の方々から頂いたコメントを再度、掲載させて頂きます。 「野菜は、阿蘇キャンパスでのびのび育った産物たちです。 熊本地震やその後の長い断水を越えた株から種を採り 苗を作って収穫したものもございます。 動物たちへ東海大学農学部阿蘇キャンパスで育まれた 『いのちのバトン』を繋げたいと思います。 私どもも一歩ずつ復興に向けて頑張っております。 何かお手伝いがあれば何でもお申し付けください。 ともに歩みましょう。」 熊本地震を乗り越えた阿蘇キャンパスで採れた野菜をいただくことで、動植物園も復興に向かうエネルギーをもらっています。 今後も、東海大学と動植物園で協力し合いながら、復興に向かって進んでいければと思います。 今年も美味しい野菜をありがとうございました。
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