平成30年8月18日(土) 熊本地震発生から857日。 JA鹿本より、動物達にジャンボな残暑お見舞いを頂きました。 立派なジャンボスイカです。 1個が100kg近くあります!
まずは、ホッキョクグマのマルル。 プールにぼちゃんと投げ入れられたスイカに飛びつきました。 水の中では食べずに、くわえて運んでいきます。
ちょくちょくお客さまの方を振り返りながら食べていました。 ホッキョクグマがスイカを食べる姿はとても涼しげな光景ですね。
スイカにご注目! 皮がペラペラになるほど、果肉を削り取って食べてしまいました。 おしりと背中には、スイカと同じ色の藻が生えています。 ホッキョクグマの体毛は中空構造になっており、そこに6月頃から藻が生えはじめます。 来年の4月頃には毛が生え変わって真っ白になりますよ。
こちらも大盛況です。 続いての動物は・・・
カバです。 モモコとソラ、メスのコンビです。
スイカを見つけるやいなや、まっしぐらでガブリ。
口からこぼれないよう、上を向いて飲み込みます(それでも大きな口から、結構こぼれ落ちます)。
カバはスイカが大好きのようです。 実はスイカの起源はアフリカだと言われています。 スイカに似た瓜科の植物がアフリカには自生しているそうで、野生のカバもスイカに似たものを食べているのかもしれませんね。
スイカジュースも作りましたよ!
このように、丸太に開けた穴の中にスイカジュースを入れます。 さて、これを食べる動物は・・・
チンパンジーです! どうやって飲むと思いますか? 正解は木の枝でストローを作り、それを穴に突っ込んでくっついたジュースを舐めとります。
①手ごろな枝を折る ②枝から邪魔な葉っぱを取る ③枝の先端を噛みしだく これでストローの完成です。 簡単に見えますが、実はとてもすごいことなんですよ。 1960年、ジェーングドールさんという女性の動物行動学者が、チンパンジーが道具を作って、使うことを発見しました。 この発見によって、人間以外の動物も道具を製作・使用できるということが分かりました。 当時の人間の定義(唯一、道具を使える動物)を揺るがす、世紀の大発見でした。 毎週日曜日の10:00ごろにチンパンジー舎にお越しいただけると、チンパンジー達がジュースを飲む姿を高確率で見ることができますよ。 興味のある方は、是非お越しください。 JA鹿本の皆様、立派な残暑お見舞いをありがとうございました。 動物達に代わりまして、お礼を申し上げます。
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