実に様々な動物の鳴きまねをして頂きました。
犬や猫はもちろん、
ユキヒョウ、ライオン、サイ、フクロテナガザル・・・
などなど。
鳥肌が立つほど似ていました。
後で小猫さんから伺ったエピソードですが、
「山の中で鳥の鳴きまねをするのは極力控えています」
とのこと。
理由を尋ねたところ、
「鳥は鳴き声で縄張りをアピールすることがあるので、私の鳴き声に反応して、縄張りに侵入されたと勘違いし、ストレスを感じてしまうからです」
との答えが。
(まじかよ・・・鳥まで本気にさせてしまうなんて・・・)
と驚愕しました。
満員の会場は沸きに沸いて、最後は全員で、
「フンボルトペンギン」の鳴きまねによる一本締めをして、終わりました。
小猫さん、ご多忙な中、駆けつけていただきありがとうございました。
今後、頑張って行く元気をもらうことができました。
小猫さんのライブに続く形で、
「大猫大移動記」(※小猫さんとかけています)
と題して、震災後、ネコ科動物たちを他の動物園に預かって頂いたときの話と、
2年8ヶ月ぶりに熊本に帰ってきたときの話をしました。
当園の松本獣医師が震災当時のひっ迫した状況や、
そんな中、すぐに支援に駆けつけて頂いた九州の他の動物園の話をしました。
動物達は以下の動物園に預かって頂きました。
アムールトラの「チャチャ」は到津の森公園。
ウンピョウの「ジュール」と「イーナ」は福岡市動植物園。
ライオンの「サン」は九州アフリカンサファリ。
ユキヒョウの「スピカ」は大牟田市動物園。
それぞれの園のスタッフの皆様、ならびにお客様に改めて感謝を申し上げます。
午後のミステリーバックヤードツアー。
1ヶ所目はフンボルトペンギン。
ペンギンの寝室で複雑なペンギンの男女関係についてガイドを行ったのち、
外に出て、ペンギンプールに向かってゴハンの小魚を投げ入れてもらいました。
投げ入れたポイントに瞬時に泳いで行く様は水の中を飛んでいるかのよう。
2ヶ所目はカピバラ舎。
寝室でカピバラのゴハンについて説明。
腕に乗っているのはルリコンゴウインコです。
カピバラと同じ中南米にいる鳥なので、混合展示(同じスペースに展示すること)しています。
口ばしで落花生の殻をむく早業を披露。
最後の目的地はオタリア。
新室内でメスのマイを見てもらったあと、
外のプールでオスのミクに魚をあげてもらいました。
バックヤードツアー、実際のところ実施するこちら側は結構大変なのですが、
ひときわお客様の笑顔が見られる企画なので、苦労もねぎらわれます。
子どもたちが大人になっても、すごく近くで動物達に会えた体験を覚えていてくれるといいなあ、と思います。
全面開園2日目はこれでおしまい。