資料館でモグモグタイム
暖かな日差しが降り注ぐようになり、春本番ももうすぐです。
資料館では土日と祝日に展示動物たちのモグモグタイムを始めました。
今までは、できるだけ開館前に餌やりをしていましたが、この春からモグラや大水槽の魚たち、カムルチーなどが餌をもらって食べる様子を皆さんに見ていただけることになります。
大食漢のモグラ(名前:ハツとマメ)は、待ちきれないとばかりに餌場の横で待っている姿が見られます。その日のご飯(牛の心臓を細長く切ったもの)がセッティングされると、すぐにくわえて土が入れられたコーナーに持ち込み早速モグモグ。こんな姿が見られればラッキー!水を飲む様子が一緒に見られればもっとラッキー!
エサ場にたどり着いたマメ
モグラの穴を模して造られた筒の中を想像以上のすばしっこさで前進したりバックしたりするハツとマメの様子もとてもかわいらしく、これが見られたらまたまたラッキー♡
しかし、時には多くのお客さんに見つめられ、背中に感じる視線が重いのかエサ場の直前で引き返して、土のコーナーや寝室(巣を模したケース)に戻り様子見を決め込むことも。
そんな時は、大水槽の魚たちのモグモグタイムにシフトしましょう。水槽に餌が入れられると、江津湖に生息する魚たちが、スローな曲でゆったりと踊っていたダンサーが違う曲調で踊るように泳ぎが変わります。上の方に餌を取りに行く魚、下の方で待ち受ける魚など、それぞれ習性が垣間見えるのも興味深いところです。
いつもはこんな感じでゆったり泳ぐ魚たち
モグモグタイムは大騒動!
一方、カムルチーはいつも大きな体を持て余すようにゆっくり動いていますが、水槽の上から解凍したキビナゴをピンセットでゆらゆらさせると、「どれどれ」といった様子で近づき大きな口を開けてパクリ。何匹も食べます。ところが、魚といえどもカムルチーも大きな体に似合わずちょっぴり神経質。気分が乗らないとお腹はすいているはずなのに餌のキビナゴに見向きもしないことも。スムーズにカムルチーのモグモグが見られたらラッキー♡ですよ。
ゆったりとご飯を待つカムルチー
「ご飯を食べる」こんな当たり前の日常的な風景も、じっくり観察すると新たな発見があるかもしれませんね。モグモグタイム、ぜひお楽しみください。
☆★資料館・津田★☆
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