穂奈美は目が不自由だったこと以外、最近まで特に変わった様子はなく普通に過ごしておりましたが、3月末から少し餌を残すようになったため注意深く観察していました。そんななか、昨日は特に残食が多く心配していたところ、午後3時過ぎに寝室で横になっている穂奈美を発見、投薬等の処置を行いましたが、飼育員に見守られながら静かに息を引き取りました。
死因は老衰と考えられます。
穂奈美は平成8年(1997年)9月27日沖縄こどもの国から来園、現在も飼育しているコタロウ(オス)との間で繁殖を目指しましたが、残念ながらこどもに恵まれることはありませんでした。しかし、コタロウの精悍な姿とは対照的にメスらしい愛らしい姿で来園者を和ませていました。近年は、高齢ということもあり、目が悪くほとんど視力も見えない状態でしたが、穏やかに過ごしていました。
本園に来園以来21年間、多くの皆様にかわいがっていただきありがとうございました。なお、マンドリル舎の前に献花台を設けています。

