熊本市動植物園トップ
   ホーム  >  新着情報  >  チンパンジーの飼育員体験

ブログ

カレンダー

123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930



最近の記事
分類選択
タグリスト
以前の記事
キーワード検索
  飼育ブログ  植物ブログ

チンパンジーの飼育員体験

2019年4月23日(火)

 

2019年4月20日(土)

 

 

 

4月19日は419で「飼育(しいく)の日」でした!

 

動植物園では、20日と21日の週末に色々なイベントを行いました。

 

チンパンジー舎では「チンパンジーの飼育員体験」を行いましたので、その様子をお届けします。

 

1

こちらは野菜や果物に穴をあけて麻ヒモを通したものです。

 

針金を使ってヒモを通す作業は危ないので,、飼育員で事前に行いました。

1

 

マンゴ~!!

 

めちゃくちゃ美味しそうでした・・・

 

こちらのマンゴーはチンパンジー達にと、差し入れで頂きました。

 

いつもありがとうございます!

1

 

参加者の皆様に体験して頂く最初のお仕事は・・・・・「エサのセット」!

 

「エサのセット」は飼育員の大事な仕事です。

 

わざとチンパンジーが簡単には取れないように、島の隅から隅まで、高い所から低い所まで、あちこちにエサをセットします。

 

野生では「お皿に盛りつけられたエサ」を食べることはないですよね。

 

野生のチンパンジーは起きている時間の大半は、移動しながらエサを探しているといいます。

 

それに少しでも近づけるために、工夫しながら「エサをセット」します。

 

「エサやり」という言い方はしないようにしています。

 

私たちがチンパンジーにエサを与えるのではなく、チンパンジーに自力でエサを探し出して欲しいからです。

1

 

約11メートルのタワーの上にもエサをセット。

 

これは下でつけたエサを、ヒモを引っ張って上にあげます。

1

 

参加者の皆様の集合写真。

 

「チンパンジー」と言ってもらって、「ジー」のところでパシャリと撮りました!

1

 

エサをセットした後の次のお仕事は・・・・「観察」!

 

動物の行動をしっかりと観察するのも飼育員の大事な仕事です。

 

ではチンパンジー達の様子を見てみましょう。

1

 

何を好んで食べるのか。

 

どんな食べ方をするのか。

1

 

群れの個体同士の関係。

 

周囲を気にしているなら、何を気にしているのか。

 

先日は島にヘビが出て、チンパンジー達が大騒ぎする事件もありました。

1

 

元気よく動いているかどうか。

 

1年ちょっと前に右足を手術で切断したユウコ。

 

今日も元気です!

1

 

1

最後のお仕事は「寝室の準備」!

 

チンパンジー達は16時半以降は寝室に移動して、夜を過ごします。

 

普段、お客様は見ることができない部屋です。

 

上の枝葉は、「さくら」、「けやき」、「やなぎ」です。


1

 

枝葉を室内のあちこちにセット。

 

この枝葉はチンパンジー達の晩御飯です(チンパンジーは枝葉が大好きです)。

 

それから、「麻袋」もチンパンジー1人につき5枚ずつセットします。

 

この「麻袋」は何に使うでしょう?


1

 

こんな感じで枝葉を食べます。

 

今時期の新芽は特に美味しいようです。


1

正解発表!

 

「麻袋」は「ベッド」を作る材料に使います。

 

野生のチンパンジーは枝葉を上手に折りたたんで、毎日新しい「ベッド」を作って寝ます。

 

当園では枝葉に加えて、麻袋も使って作ります。

 

とっても丁寧にベッドメイキングするんですよ!

 

寝心地にこだわるんでしょうね。

 

 

以上で「チンパンジーの飼育員体験」レポートを終わります。

 

参加された皆様、お疲れさまでした。

 

またのお越しを楽しみにお待ちしております。

 戻る ホーム
このページの先頭へ
熊本市動植物園   〒862-0911 熊本県熊本市東区健軍5-14-2
TEL 096-368-4416   FAX 096-365-5671