チンパンジーの「みるく」が仲間入りします!
北九州の到津の森公園からメスのチンパンジーの「みるく(13歳)」を迎え入れることとなりました。 「みるく」は2006年9月12日、到津の森公園で父親「マリオ」母親「イチゴ」との間に生まれました。 野生のチンパンジーでは、13歳というのは性成熟して初産をむかえる頃で、 この時期にメスは生まれ育った群れを離れて、別の群れに移籍をします。 これを「父系社会(オスが群れに残る)」といい、近親交配を防ぐためなどの理由があると言われています。 よって、動物園館でチンパンジーの移動を行う際は、なるべくこの習性にならって移動を考えるようにしています。 当園にはすでに4人のチンパンジーが生活しており(「マルク♂(39歳)」「ノゾミ♀(41歳)」「カナエ♀(40歳)「クッキー♀(28歳)」)、その群れに仲間入りする形です。 オスの「マルク」との間に待望の赤ちゃんが生まれるよう、繁殖にむけて取り組んでいく予定です。 11月12日に移動後、慎重に群れへの導入を進め、 皆様にお目見えできる日はもう少し先のこととなりますが、若い「みるく」が新しい環境になじめるよう、応援して頂ければ幸いです。 到津の森公園で13年間愛されてきた「みるく」を、これからは熊本市動植物園で大事にお世話していきたいと思います。 到津の森公園の「みるく」お引越しについてのお知らせはコチラ https://www.itozu-zoo.jp/info/2019/10/9695.php |