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マルルの放飼場のネットを張り替えました

2020年2月3日(月)

ホッキョクグマ、マルルの放飼場のネットを張り替えました。

 

 

マルルはおもちゃで遊ぶのが大好きですが、随分前からかおもちゃを投げるようになました。

当初は壁に向かって投げていました。投げて跳ね返ってくるおもちゃを取りに行ったり、潜ったりして遊んでいました。

 

そのうち、少し遠くまで投げることができるようになり、観覧場の格子を越えるようになったっため、観覧場の中央部分に緑のネットを張りました(下の写真)。

 その後、投げる距離が伸びたため、高いネットに変更しました。

 

 また、マルルは獣舎の屋根の方にも投げるようになり、ある時、入れたおもちゃが足りないことを不審に思った飼育員が屋根の上に上ってみると、散乱したおもちゃを発見したということもありました。

 

さらにその後、写真奥側のカンガルー放飼場でおもちゃを発見するに至り、カンガルーがケガでもしたら大変、ということで、ネットを張ることにしました(下の写真の黒いネット)。去年の夏ころだったと思います。

 

ネットを張った後もマルルのおもちゃ投げは続き、よくカンガルー側に向かって投げていたので、とうとうネットの一部が破れてしまい(写真奥)、最近になって、おもちゃが再度カンガルー側に飛び出すということがありました。

 

マルルにとっておもちゃで遊ぶこと、おもちゃを投げることは気分の発散になっているのは間違いないので、ネットを張り替えることとしました。張り替えるまでの期間、カンガルーはおもちゃが来ない放飼場の南側で展示することとしました。  

 

1

 

 

 

 

事前の準備として、張るネットの作成です。この作業は2日前に完了しています。

新たに張るネットは、10m×5mの防鳥ネットをつなぎ合わせ、長さ20m、幅10mにし、放飼場の天井部分を全部カバーできるようにし、おもちゃが絶対飛び出さない大きさとしました。

また、強度を高めるために防鳥ネットを2重に重ね合わせました(地味に大変でした😢)。


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いよいよ、ネット張りの開始です。お客さんのいない休園日に行いました。

今まで張ってあったネットを撤去し、まず、屋根側から固定していきます。

屋根の上には暑さ除けの寒冷紗を設置できるように、鉄の棒が固定されていますので、その棒にくくりつけていきます。

 

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屋根の下にも人がおり、ネットの長さが足りなくならないよう両側から引っ張りながら作業を進めていきます。

3


 
観覧場側でもネットを格子に固定していきます。
4-2

 

 

 

 

ネットの両サイドを固定して出来上がり。
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張り終えたネットです(ちょっと見にくですが、上部の白いところです)。

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6

放飼場の上面をすべてカバーしてます。

今までは、飛び出す可能性が高かった小さいおもちゃは、お客さんがいない休園日にしかあげれなかったけど、これからはいつでも入れることができるようになりました。マルルも喜んでくれることでしょう。

前の写真のゴミ投げ入れ防止ネットとの2重になっているので、ゴミ落下防止対策としても効果的です。

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