この度、当園で飼育しているチンパンジー『みるく』の妊娠が確認されましたので、ご報告いたします。
【妊娠したチンパンジー】
名前:みるく 生年月日:2006年9月12日 13歳 母『イチゴ』、父『マリオ』 到津の森公園より、 2019年11月12日に来園
【父親】
名前:マルク 生年月日:野生由来のため推定40歳
出産予定は11月中旬ぐらいです(妊娠期間は227~239日)。 2019年11月に来園したみるくは、柵越しでの顔合わせ期間を経て 11月下旬からマルクと同居を始めました。 お互いを受け入れるのに時間はかからず、 初同居の日にグルーミングをしたり、一緒に遊ぶ姿も見受けられました。
その後マルクとは繁殖行動が確認されていました。 今回、みるくのメンスが消失したことから妊娠を疑い、 5月14日と21日に検査を行った結果、陽性反応が出たので妊娠の確定に至りました。
しかし、チンパンジーの妊娠、出産に関して、 『子は6個体に1個体の割合で流死産であり、生きて産まれた子のおよそ80%が1歳の誕生日を 迎えるという結果となった。最後に、死亡には季節性があり、日本で暮らすチンパンジーは 他の季節と比べ冬(12~2月)に死亡する傾向にある(Havercampら(2019))』 という報告があります
今回、初めて妊娠をしたみるくが 安心して出産、育児等が出来るように、心身ともにしっかりサポートしていきます。 |