熊本市動植物園トップ
   ホーム  >  ブログ [ 飼育ブログ ]   >  命を感じよう~ in ふれあい 多目的室~

ブログ

カレンダー





12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
最近の記事
分類選択
タグリスト
以前の記事
キーワード検索
  飼育ブログ  植物ブログ

命を感じよう~ in ふれあい 多目的室~

2015年3月21日(土)

平成27年3月21日(土) 11:00~

【命を感じよう~in ふれあい 多目的室~】のイベントを行いました。

 

このイベントは、モルモットを実際にさわったり、みたり、きくことを通して

命(いのち)の大切さを感じていただくことを、目的としています。

本日は、11名のお客さまがご参加されました。

アシスタントは、モルモットのミヤビ、チョロ、スイカ、チャッピー、つゆ。

 

 いのち

 

はじめに、本日学んでほしいこと、命とは何か考えてもらい

モルモットと、実際にふれあっていいただきました。

 

ふうけい 

 

1 

 

2

 

5 

 

6 

 

ヒトより小さい、やわらかい、いろんな色がある、きもちいい、

かわいい、鳴いた!うんちした!などの声があがりました。

 

次に、もっと生きていることを感じてもらうために

ヒトの心臓(しんぞう)の音とモルモットの心臓の音とをきいてもらいました。

 

登場したのは、バーチャル心音計と聴診器(ちょうしんき)。 

 

 

 4

 

81 

 

82  

 

84 

 

86 

 

心臓の拍動(はくどう)が、早い、遅いの違いはありますが

モルモットも、ヒトと同じように生きていることを

感じていただきました。

 

それから、モルモットのもぐもぐタイム。

皆と同じように、モルモットたちも毎日食べることが必要です。

当園では、乾草、モルモット用ペレットを中心に食べており

そのほか、キャベツ、ニンジン、リンゴなども食べています。

 

クローバー、ハコベ、タンポポの葉も大好物です。

 

本日は、ハコベの葉っぱをどうやって食べるのか

観察していただきました。

 

 

87 

 

88 

 

89  

 

90 

 

 92

 

最後に、年をとったモルモットを皆さまにみていただきました。

年をとると、だんだん体が衰(おとろ)えてきます。

病気に対する抵抗力も弱くなり、ケガもしやすくなります。

ヒトと同じように、寝たきりになる動物もいます。

 

動物を飼っている方、これから飼おうと思われている方

動物のお世話は、毎日のことです。

ごはんも、掃除も、適度(てきど)な運動も必要です。

ケガしたり病気になれば、動物病院にかかる必要もあります。

年をとれば、介護(かいご)も必要です。

 

ヒトも動物も、この世にたった1つしかない大切な命です。

最後まで責任をもって、愛情をこめてお世話していただくことを

わたしたちは、切に願っています。

 

 

                   飼育第2班 上野 明日香

 

 

 (おまけ)

参加されたお客さまより

「 なぜモルモットの足の指は4本しかないの?」という 質問がありました。

   

 93

  

モルモットの前の指は 4本後ろの指は3本です。

 

モルモットの後ろの指の数が少ないのは

早く走れるように進化(しんか)したからだといわれています。

指は、物をつかんだりするためには便利ですが
走るためには少ないほうが便利です。

 

生き物は、進化の過程で自分達のくらしに必要な部分が発達し

不要な部分は退化して、小さくなったり無くなったりしています。

ちなみに、ウマは発達した中指1本、ヒツジ・ヤギは2本指

サイは3本指で立っています。

指1本で立っているウマが、どれだけ早く走るかわかりますね。

 

  しまうま  ひつじ   サイ

(シマウマ 1本)  (ヒツジ 2本)     (サイ3本)   

 

 

動物園には、このように指の数が違う動物たちがたくさんいます。

脚(あし)や指に注目してみるのも、動物園の楽しみ方の1つです。

今度こられる際には、ぜひそこも比較しながらごらんください。

 

本日参加された皆さま、ありがとうございました。

 戻る ホーム
このページの先頭へ
熊本市動植物園   〒862-0911 熊本県熊本市東区健軍5-14-2
TEL 096-368-4416   FAX 096-365-5671