平成27年5月24日(日) 晴れ
本日は、ふれあい広場で、担当飼育員によるヤギのガイド。
園のパドックに出ているのは、すべてメスのヤギ。
まずは、ヤギのからだについて。
おなかが膨らんでいるので、間違われやすいですが
赤ちゃんがおなかにいるわけじゃないですよ。
実は、これ、胃袋で膨らんでいるんです。
ヤギは、草を食べる草食動物。
草食動物は、なかなか消化しにくい植物の繊維(せんい)を
効率よく分解・吸収するために胃や腸が発達しています。
ヤギの場合は、胃袋が4つあります。
みなさん、ご存知でしたか。
このような動物は、いったん胃である程度分解されたえさを
口の中に戻してさらに細かくしてから
再び飲み込んで胃に送り、分解・吸収しやすくしています。
この「胃→口→胃」の流れを、反芻(はんすう)といいます。
反芻する動物を、反芻動物といいます。
動物園では、ヤギ、ヒツジ、シカ、キリンなどでみられますよ。
周囲に食べ物がなさそうなのに、モグモグしていれば
反芻しているところです。
次は、ヤギの食べ物について。
動物園で実際に与えているものを紹介しました。
そして、ヤギたちに好物の樫(かし)の葉をあげて
どのように食べるかを体験してもらいました(※)。
モグモグ。
モグモグ・・・
モグモグモグ・・・
ふれあいランドは、動物との直接のふれあいをとおして
動物のあたたかさややわらかさを体感し
その動物のことをよく知ることで
自分たちと同じように動物も生きていること
命の大切さを感じてもらえる場所です。
ヤギ、ヒツジ、モルモットたちとお待ちしております。
ぜひお立ち寄りください。
※動物の適正な健康管理のため、1日に与えるえさの種類や量は限られています。
そのため、えさやり体験がいつでもできるわけではありません。
イベント等で告知することがありますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
診療教育班 ふれあい担当&上野 明日香 |