3月14日に実施しました、グリーンフォレストプロジェクト~チンパンジーの島に木を植えよう~から2ヶ月半が過ぎました。
前回は一ヶ月経過時に報告しました。
そのときに、だいぶん落ち着いてきてると報告しましたが、その後もチンパンジー達は植樹しました木にイタズラしたりしてます。
イタズラ防止のために、少しでも気をそらそうと園内で剪定した枝を持ってきて設置しました。
これはトキワマンサクという木になります。
この木にエサを設置して興味引きますが、エサを取るだけで抜いたり折ったりはほとんどしません。
この他にも、屋内に設置してた枝を再利用してグランドに設置しますが、イタズラされるのは実際に生きてる樹木が多いように感じます。
今回は抜かれてしまった木はありませんが、残念ながら根元から折られてしまった木があります。
ヒポカリマの木です。
5月4日に根元から折られてしまいましたが、ダメもとで枝をバケツに浸けてまして5月30日現在
まだ枯れずに元気です。 ひょっとしたら根が出てくるかも…と期待してます。
そのほかも前回の時にはお知らせしてました、根元から折られてしまったクヌギとコナラですが
どうにか生き延びてほしいな~と思ってたところ、よく観察してみると
新芽が出てました。
その後も順調に成長してます。
コナラも同じ日に新芽が出てるのに気づきました。
こちらも順調に成長してます。
毎日の成長を見るのが楽しみです。
そのほかにも
柑橘類の木も新芽が芽吹いてきてます。
こちらのモモの木も最初のころに折られましたがその後は順調に成長してます。
また、一番最初にチンパンジーに食べられてっしまったギンモクセイも、一回折られましたが、その後順調に成長してます。
一昨年に飼育員が園内から移植したトウネズミモチも今年は白い小さな花をたくさん咲かせました。
チンパンジーの寿命はだいたい40~50年と言われてます。
現在、当園に居るチンパンジーはノゾミ・ユウコ(推定37歳)カナエ(推定36歳)マルク(推定35歳)クッキー(24歳)です。
グリーンフォレストプロジェクトは島のグランドを森にしようとの取り組みですが、樹木が大きくなるまでは長い年月が必要です。
現在居る個体が木々を伝って移動してる姿を夢見ながら、樹木の成長も楽しみにしてます。
チンパンジー班 竹田 正志、福原 真治、上野 明日香
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