2月12日はクッキーの25歳の誕生日になります。 毎年、たくさんのお客さんと祝おうと祭日になる前日の2月11日に誕生会をしてます。 当園には現在5人のチンパンジーが暮らしてます。 クッキー以外の4人は、小さい頃にアフリカから連れてこられた野生個体になりますので、正確な誕生日は分かりません。 そこで、クッキーの誕生日にあわせて、他のチンパンジーも2月12日に歳を一つとります。 ノゾミ 38歳 ユウコ 38歳 カナエ 37歳 マルク 36歳 になります。 誕生日といえばケーキ!ということでケーキを作ります。 準備しましたのは、ケーキのスポンジの代わりのオカラや、果物、野菜と普段よりかなり豪華です。 一年に一回ですのでたくさん食べても大丈夫でしょう。
今年もケーキつくりは、東海大学農学部応用動物科学科の学生さんと動物ボランティアの方にお願いしました。 学生の二人は昨年も手伝ってくれたので、完全におまかせしました。 型をとったオカラに何を飾ろうかとみんな相談しながら作業が進みます。
ドンドンと美味しそうなケーキが出来てきました。
ケーキのまわりにもデコレーションを施して
完成しましたケーキは全部で4個
ケーキとデコレーションを飾りつけたあとは、実のなる木を作ってもらいました。
チンパンジーは自然界では、木の枝になってる美味しい木の実や葉っぱなどを食べてますが、飼育下で再現したのが「実のなる木」になります。 消防ホースやパイプで作ったジャングルジムなどに、ドンドンと実を付けていきます。
誕生会開始の15分前にはすべての作業が終わりました。
今回手伝ってくれました学生さんとボランティアさんたちです。 時間になり誕生会のスタートです。 当日は、身動きできないほどたくさんのお客さんに集まってもらいました。
先ずは、飼育係からクッキーをはじめ当園のチンパンジーたちの紹介です。 チンパンジーたちは状況を察して屋内の展示室でテンションがあがってきてます。 説明が済んだのでいよいよチンパンジーたちを移動させます。 先ずは主役のクッキー1人に移動してもらいます。
中に入ったと同時に床に撒いてあるケーキの余りを口に入れ、たくさんのお客さんに驚いたのか興奮しガラスに向かってキック…
その後はケーキに行くかと思いきや、ケーキのまわりのデコレーションばかりを食べてます。 しばらく待ってもケーキ本体には手をつけませんし、他の個体のテンションもMAXですので、他の4人も移動させます。 みんな、フードグラント(好物の食べ物を目の前にした時などに出す声)発しながら元気に入ってきました。 ユウコは一目散にケーキのイチゴを食べます。 ノゾミもケーキへ マルクはケーキよりも実のなる木に興味をしめしました。
先ほどユウコが食べてたケーキを今度はノゾミが
さらに、ノゾミは移動してキャベツやオカラをパクリ!
マルク手にはキャベツを持ったままオカラをガブリ!
良い笑顔です。
ノゾミはケーキを 手に取り2階のデッキ部へ
美味しそうにオカラケーキ食べてます。
カナエもケーキを前に どうするか考えて やっぱり食べました。 さらに移動して
その頃、主役のクッキーはピーマンを食べてます。 さらには、やっぱりオカラもパクリ
ジャングルジムのデッキも見るとユウコが
ユウコも幸せそうにオカラを食べてました。
写真は撮れませんでしたが、パセリも芯だけになってましたのでちゃんと食べてくれたようです。 最後にカナエのベストショット! みんなそれぞれ豪華な食事を満喫し最高の誕生日を祝うことが出来ました。
チンパンジー班:竹田 正志、福原 真治、上野 明日香
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