平成28年5月12日(木)晴れ カケルものびのび
熊本地震発生から28日。 今は、このように青草をはんだり 尾をふりふり、乾草を食べる様子がみられるカケル。
ですが 実は、とても心配だったグラントシマウマたちの様子。 あの日、地震で、獣舎・放飼場周りの地形が変わり ミヤコ、カイセイ、ヒトミは 地震のとき額(ひたい)に、軽い擦過傷をおいました。 傷自体はすぐに完治。 ただ、放飼場の土と柵が盛り上がったため 一部の放飼場の高さが、観覧通路に近くなりました。
でも、放飼場に出してあげないと
彼らのストレスはもちろん、掃除もままなりません。 万が一を想定して、スタッフで柵を取り囲み いざ出してみると 地震がよほどこわかったのでしょう。 放飼場に出たものの、怯えた様子で獣舎扉前に戻り 早く開けてくれと催促。 放飼場で余震がくると、目を見開いて警戒音。 地形が変わったのに一番びっくりしたのは 隆起場所に近い部屋のヒトミ。 放飼場へおりる柵を横っとび。 その後も目を見開いて、扉の前を行ったり来たり。 ただし、4頭とも地震後も食欲は落ちることなく 大きなケガもなく 今は、放飼場でもだいぶ落ち着いて過ごしています。 放飼場の周囲は、飼育スタッフで手直し。
塗装をはがして、はずれていた柵もこのとおり溶接。
毎日、どこかしら修繕をかさねている動植物園です。
日々進歩。 カケル、ミヤコ、カイセイ、ヒトミの家族は 今は落ち着いて元気にくらしています♪
井手 眞司、伊藤 誠基、伊藤 礼一、上野 明日香、久保 英明 竹田 正志、中村 寿徳、福原 真治、松本 浩二、的場 秀嗣
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