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動物だよりvol.53チンパンジーのマルクの多忙な日々

2016年6月22日(水)

平成28年6月22日(水)雨ときどき曇り

 

アルファオスのマルク

 

熊本地震発生から69日。

 

本日のチンパンジーの島(↓)。

 

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ポンプはフル稼働していますが

 

残念ながら、島の周囲の水位は変わらず。

 

コイが群れで入ってきて、島の土をぱくぱく食べにきています。

 

やーめーてーっ

 

やっぱり島のヘリは大事!

 

早く修復工事ができるといいのですが・・・(; ;)

 

さて、スタッフが島を守るためにコイと攻防戦をしている頃

 

マルクのレインダンスがはじまりました。

 

どしゃぶりの中、全天候型展示室からドコドコ壁が蹴られる音と

 

かすかにカナエの悲鳴がきこえてきたので

 

マルクーっとみに行くと

 

レインダンス真っ最中でした。

 

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竹を握り、ゆさゆさ消防ホースをゆらし、丸太を蹴って

 

強化ガラスを身軽に駆け上り

 

ドン、ドン、ドンとそこでジャンプ。

 

 

 

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気合を入れると、ブラキエーションして逃げていく

 

カナエやノゾミを、追いかけていきます。

 

追いかける途中、軽快なスピンを入れたり

 

丸太を持ち上げ、上にはねあげたり

 

前後にゆっさゆっさリズムをとっては

 

また駆け出していきます。

 

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20分間隔で何度も繰り返す姿は

 

白い毛は増えてきたけど

 

まだまだ現役ですばい!

 

ここ数日は発情がきたユウコとの子作りにも励んでいます。

 

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性皮の最大腫脹(しゅちょう)時から少し萎んだ

 

今日のユウコ(↑)。
 

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手にするのはカナエだろうと思って準備したサニーレタスを

 

ゲットしたのは、やはりカナエ☆(↑)

 

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雨も弱まり、マルクも他の4人も休憩モードに入った頃

 

またもや、短い悲鳴。

 

いや、これは、警戒しているときの声だ!

 

 

5人全員が全天候型展示室の二階ベランダにあがって

 

そこから下を覗き込んでいました。

 

これは、もしやヘビ出現!?

 

と、チンパンジーたちが見つめる先に目を凝らすも

 

なにもみつけられず。

 

 

 

いないんじゃ?と疑いのまなざしでみていると

 

そこにいるよ!

 

という表情でノゾミとマルクが目で訴えるので

 

こっちも真剣に探したのですが、 結局みつけられず。

 

でも、ヘビがでたときの警戒のレベルより今日は低い。

 

ヘビならマルクがしつこく追っ払ってくれるし

 

カナエもノゾミももっと真剣に近寄って

 

マルクの後方支援をしてくれるんですが。

 

今回は、皆、遠巻きに避難して終わり。

 

・ 

 

で、掃除中に犯人が判明。

 

でっかい15cmもあるムカデが、うぞうぞ蠢いていて

 

声なき悲鳴をあげました。

 

足のないのは平気だけど、6本以上はムリ。

 

あんなにたくさんあるのは、ムリムリムリ!

 

トングでつまんで外に出す間も、鳥肌とまらず。

 

あとから、チンパンジーたちがムカデにやられていないか

 

トレーニングしながらチェックしましたが

 

どこもはれたところはなく、ホッと一安心(^^)。

 

というわけで、今日はマルクの活躍を感じた1日でありました☆

 

やはり、マルクが群れの中心ですね。

 

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(写真 当園の共同研究者 東海大学の伊藤先生提供↑)

 

 

井手 眞司、伊藤 誠基、伊藤 礼一、上野 明日香、久保 英明

竹田 正志、中村 寿徳、福原 真治、松本 浩二、的場 秀嗣 

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