平成29年2月27日(月)晴れ 熊本地震発生から319日。 シシオザルの飼育舎には オス3頭メス3頭の1つの群れがくらしています。 メスが発情期に入ると オスたちは自分の力を誇示したり優位を主張して ときには群れ内で闘争になることもあります。 フィーダーや遊び道具などを設置して 環境エンリッチメント(くらしをゆたかにする)を充実させることは 闘争の機会を減らし、ケガを未然に防ぐことにもつながります。 今回、新しく設置したシシオザルのフィーダーです(↓)。 不要部分として伐採された桜の木を格子に固定し 枝に小さな穴を数箇所あけて 落花生やヒマワリの種を差し込んでいます。 こちらは、塩ビ管によるフィーダー(↓)。
下部分に、大きめの穴をあけています。 シシオザルならば、おそらく、腕ごと入るでしょう。
こちらも塩ビ管フィーダー(↓) チェーンの長さを調整して簡単にはずしたりできないようにし ガラス窓にも当たらないようにしています。 また、フィーダーの穴を、上のフィーダーより小さくして 穴の数を増やしています。
ブイの上にも、ひそかに落花生。
さて、シシオザルたちが、入ってきました! 一直線にフィーダーへ!
新しいものにまったく警戒しないシシオザルたち(^^;) 好奇心のほうが強いかな。
さっそく、3箇所のフィーダーにばらけました。 ゴロウ(オス)だけ、1人はなれた左上で 他の個体の様子を眺めています。
真ん中のフィーダーには予想したとおり 腕をがっつり入れていました(↓)。 簡単そう・・・
ずぼっ!
すぼぼっ!! 落花生むしゃむしゃ。
サクラのフィーダーも人気です(^^)
いれかわり、たちかわり
大きな争いもなく、3箇所をぐるぐる。
一番とりにくいフィーダーも ツバサ(オス)が、揺らして小さな穴から出すことをおぼえました。 そいやーっ
飛び散ったひまわりの種に、とびつく周囲の待機組み。 せっかく出したのに、とりそこなうツバサ。
そして、メスは・・・
手が細くて、入ってしまいました☆ こちらの誤算(><)
アヤが(メス)がフィーダーつかんでいるのに ツバサが再びやってきて手を出すと
アヤパンチがとびました!
メス強し・・・
その後も、一番とりだしにくい手前のフィーダーには 皆、何度もチャレンジ。
がんばるツバサ。
漁夫の利を得る周囲。
あ、そいやーっ
穴の位置を下向きにするコツもおぼえました。
タクヤ(オス)、ツバサ、カイガ(メス)、アヤ、ミカ(メス)は 時間をかけて、フィーダーを存分に楽しみました♪
そして、出遅れた順位の低いゴロウ。 あとから1人でフィーダーにチャレンジ(↓)。 そこは、もう、さすがにないんじゃ・・・?
確か、ここでも皆いろいろ食べていたんだけどなぁ・・・
ないよ~
もう1回。
ここも見てみる(↓)。 あれ~?
食べきった周囲の5頭は、のんびり。
ゴロウ、なんだかさびしい姿。
寝室からバナナをとってきて食べています。
サクラの木は、皆に遊び場としても気に入られた様子。
てっぺんから、他の場所へジャンプする姿がなんどもみられました。
ゴロウのためにも もう少しフィーダーの数を増やしてみようかな。 伊藤 誠基、伊藤 礼一、上野 明日香、松本 浩二、的場 秀嗣 |