平成29年3月10日(木)晴れ 熊本地震発生から329日。 こちらも入れないエリアの動物、カピバラ。 母ハルのこどもたち(↓)もすっかり大きくなり 単独行動も増えました。
母ハル(↓右奥)も、心配してかけよったり 慌てて呼び寄せるということも少なくなりました。 どっしり構えてこどもたちの様子を見守っています。
さて、今日はそんなカピバラたちについて簡単に紹介。 カピバラといえば、顔がもはっとしていて 手足が短く、なんとも愛くるしいどうぶつです。
もともと南米に生息している齧歯目(げっしもく) そう、ネズミの仲間です。 動物資料館にいるハリネズミ(↓)とはまた違いますよ。 あちらは、正式にはヨツユビハリネズミ。 無盲腸目(食虫目・モグラ目) に属しています。
カピバラのからだの特徴は、まずこの顔。 耳から目、鼻の穴まで一直線で結べます。 この部位だけを水に浮かせて、すいすい泳ぎます。 その姿から、誰が名づけたのか「南米のカバ」とも 異名をとるカピバラです。 前あし(↓)には、4本の指と、その間に水かき。
後あし(↓)には、3本の指、間に水かき。
泳ぐのに適したからだをしています。 実は、当園にいる齧歯目で水かきこそありませんが カピバラと同じ指の数をしている動物がいます。 齧歯目テンジクネズミ科のモルモット(↓)です。 彼らは、前ゆび4本(↓)
後ゆび3本(↓)です。
水かきはありませんが☆
顔つきも、なんとなく似ていませんか? モルモットも、今でこそ世界じゅうに普及していますが もとはカピバラと同じ、南米が生息地です。 南米の一部では モルモットは食用家畜としても飼育されています。 旅行に行くと、遭遇することもありますよ。 ふれあい広場のモルモットのタッチングにお越しの際には ぜひ、顔やゆびも観察してみてくださいね。
カピバラ放飼場の上空を、モノレールが通りますので
もしかしたらみえるかもしれません。 晴天ならば、午前中~15時までが狙い目です。 上野、北川、松本 直美、松本 松男
|