平成29年5月25日(木) 熊本地震発生から407日。 今回はアカカンガルーの園内お引越しの模様をお伝えします。 6月3日から部分開園のエリアが拡大されます。 拡大されるエリアは、西門(植物園施設側入口) 噴水前広場・藤棚(植物園施設) ニホンジカ、ダチョウ、ヒクイドリ、エランド、ラマ、 トカラヤギ、シロダマジカ、シフゾウの観覧エリアの予定です。 それに合わせて数頭のアカカンガルーを トカラヤギ舎にお引越しすることにしました。 アカカンガルーには、アルファオス(その群れで1番強いオス)しか 交尾することが出来ないという習性があります。 そのため2015年の4月に前ボスのツバサとNO'2だったジョーを 血統更新のため他園館にお婿入りしてもらいました。
ツバサ(左)とジョー(右) 元気にしてるかな~?
それに伴い次期ボス候補として 2014年11月に愛知県にある東山動植物園から 」当時まだ1歳だったロックを譲り受けていました。
当時のロック。 まだあどけない。
その後すくすくと大きく育ち見事にボスの座を勝ち取ったロック。
こんなに立派になりました!
その後この群れの新ボスとして順調に繁殖を重ねて行くことに。 ・ ・ ・ それではロックの子供たちを紹介します。 (注・当園では、お母さんのポケットからの顔出しを確認した日を 誕生日としております。)
クッキー(↑) ♂ 2016.3.17 生まれ
母 ワサンボン 全身赤茶色 お母さんにそっくりです。
アラシ(↑) ♀ 2016.4.17 生まれ
母 モミジ 全身赤茶色
ミヤビ(↑) ♀ 2016.4.17 生まれ 母 スズ べっぴんさん。 左耳がギザギザしてるよ。
ボーン(↑) ♀ 2016.5.7 生まれ 母 ワンコ 毛がゴワゴワ。 生まれてすぐ右後肢を骨折しちゃいました。 この時点で、まだ数頭ポケットの中に赤ちゃんが入っているのが 確認 出来ています。 このままではヤバイ!と言う事でオスとメスの間に仕切りを作り 繁殖制限を行う事に・・・
他の班の人や獣医さんにも手伝ってもらいながら
突貫工事を行いました。 その結果・・・
なんとか完成!!
メスの方が気になるロック(↑)。 見事に繁殖制限成功!! と思いきや・・・
ジュワ(↑) ♂ 2016.7.31 生まれ 母 ジュン 人口哺育!! 毛がゴワゴワ~ マキ(↑) ♀ 2016.7.31 生まれ 母 イロハ 全身グレー
ティン(↑) ♀ 2016.11.12 生まれ
母 スズ おしとやか。 茶色とグレーのまだら模様
チャンコ(↑) ♂ 2017.1.19 生まれ
母 ニャンコ 全身茶色で顔だけグレー。
アンコ(↑) ♂ 2017.2.19 生まれ
母 ワンコ 薄い茶色 暑がり☆
かえで(↑) 性別不明 2017.4.22 生まれ
母 モミジ 現在独り立ちの練習中。
・ ・ ・ その後も勢い止まらず。
新ボスのロック。 1年の間になんと10頭のお父さんになってしまいました。 ビッグダディです。
どうもすみません(^^;) という訳で予想以上に繁殖しすぎたという事もあり 大人のオス5頭だけトカラヤギ舎に移動する事に。 トカラヤギ舎で1頭きりになってしまった「ダンゴ」は ヤギ仲間がいるふれあい広場に お引越し。
だんごです!!(↑)
他の仲間と一緒で楽しそう♪ ・ ・ ・ アカカンガルーを移動させる前に トカラヤギ舎に少し手を加えます。
2班のみんなに手伝ってもらいました。
慣れない大工仕事ですが、みんなでワイワイとやれば楽しいですね。
あっという間に完成!!(↑)
青草もおいしそうに生えそろってます。(↑)
園路から観たところ(↑)。 青々としていい感じ。 よろこんでくれるかな? ・ ・ ・ いよいよ、アカカンガルーの移動です!! 移動当日
何も知らずにくつろぐみんな(↑)。
トカラヤギ舎の東側、エランドのサンタ(↑)。 何が始まるのかな?ってこちらを伺ってます。
西側、こちらも不安そうに見つめるラマのポコ(奥)とマーチ(手前)(↑)。
移動中の写真を撮れなかったので、全頭移動が終わったところです(↑)。 慣れない環境に最初は落ち着きなく走りまわってます。
エランドのサンタに挨拶するロック(↑)。 サンタ。驚いて威嚇。「ぐるるぅうう!!」
ひるんで、距離をとるロック(↑)。
逃げろ~っ!!
こちらはラマのポコにご挨拶(↑)。 お互い緊張して「やぁ、どーも」。
んで、逃げろ~っ(再び)
しばらく運動会が続き・・・
時間が経つにつれ落ち着いてきました。
この後しばらく放飼して、今日は早めに収容です。 5頭とも怪我もなく、無事に移動させることができました♪ しばらく馴致して6月3日(土) の開園にそなえます。 皆さまのご来園、楽しみにお待ちしております! 飼育展示第2班
内田、北川、草野、高田、戸田、平瀬、松本松男、森田
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