平成29年6月23日(金)晴れのちくもり 熊本地震発生から436日。 ニホンジカの袋角(ふくろづの) シフゾウの角は、よくブログなどで紹介していますが 今回は、シフゾウと同じシカ科のニホンジカの角を紹介します(*^○^*) ニホンジカの角は、1年に1回生え変わります。 本日のオスたちの角の状態は、袋角と呼ばれるまだ柔らかい角(↓)
年齢によって、長さも枝分かれの数も増えていきます。 野性下では、3月頃に頭部から角が落ちて(落角らっかく) 春に角が生えはじめ、秋に硬い骨質の角になるまでが 袋角と呼ばれる血管が通っていて、ぐんぐん伸びる時期の角。 さわると、ほんのりあたたかいんですよ☆
この時期は、血管が通っているので色味もやや赤色~茶色。 下の写真(↓)は、9月頃の硬い骨質の角。 白くなっているのがわかりますか? 秋の繁殖期には、メスをめぐってオスたちが この硬い角をつきあわせて闘いますが 当園では、闘争による事故防止のために 秋になると、角を切ります(断角)。 断角後の状態(1月撮影写真↓)
この状態が、しばらく続きます。
野生のニホンジカよりも、やや早目に伸張しはじめますが 伸張が早くなるのは、やはり春~夏にかけての今の時期。 1月経過すると、あっという間に伸びているので 違う姿を見ることができますよ(^^) さて、本日のおちびさん(↓) 6月10日に生まれたメスの赤ちゃんのほうです。
しっかりカメラ目線です。
すくすく、順調に育っています♪
赤ちゃんのオスが、角がはえだすのは、まだまだ先です。 あたたかく成長を見守っていっていただけると幸いです(*^^*)
上野、北川、草野、高田、平瀬、松本 松男
|