平成29年8月20日(日)晴れ 熊本地震発生から494日。 ゾウふんはがきをつくろう! 本日、イベントに事前申込みいただいた14名の方々。 まずは、アフリカゾウ舎へご案内。 アフリカゾウのマリーとエリは すでに朝の訓練を終えて放飼場に出ています。
獣舎のつくりやゾウのトレーニングのはなしのあと 実際に寝室の中へ。
アフリカゾウの力や揺れに耐えられる構造、扉などの説明
あれ、お客さん?(エリ)
わぁ、部屋にいっぱいきてる。
スタッフが手を上げると エリが鼻をあげます。
ゾウの鼻は上唇と合体して伸びているのが わかりますね。
さらに、アフリカゾウが毎日食べるえさを紹介。
現在、マリーとエリは、阿蘇の野乾草を主に食べていて たまに青草を与えていること。
それから、野菜や果物 大型草食獣用のペレットといわれる固形飼料
現在、当園ではZGFという商品を購入しています。
そして、出ました本日の主役! ゾウのフン!
中身を割ってみましょう!
線維がほとんど残っています。 たまに、リンゴの種などもそのままでてきます。
自然界のアフリカゾウは、食べ物を求めて1日に20kmも移動して 1日に100kg~200kgの植物を食べます。 そして、1日に約100kgのフンをしますが その食べたものの約60%が未消化のまま排泄するんです。
消化されなかった植物の種子が ゾウによって何10kmも離れた場所に運ばれて フンを肥料として新たな命がはぐくまれ、栄養分は大地に行き渡ります。 また、食べるとき木を倒すことで小さな植物にも光があたり ゾウが土を深く掘ってでてきた水は、他動物たちの貴重な水場ともなります。 つまり、ゾウは破壊と再生の自然の循環の役割をもっていて 生命を支えているんです。
今日は、そんな線維を多く含んだゾウのフンの特性を利用して はがきをつくるイベントです。 ・ ・ ・ 実際に、アフリカゾウの命のぬくもりにふれながら 後々フンとなるエサを与えてみましょう。
マリーが鼻をのばしてくるので 手にカット野菜・果物をもってさしのべると やさしく受け取って
口の中に運び入れます。
スタッフが安全のため、つきそい教えながら 給餌していきます。 ゾウの鼻先の感触も、しっかり感じられたかな。
ゾウの迫力で近寄れないひとには棒を用意して その棒の先に食べ物をさしてゾウに渡します。
直接口に入れるときは スタッフの合図で鼻をあげさせて
口をあけたところで、ぽい、とやさしくエサをほうりこみます。
うにょ、と口腔内のピンクの舌がみえています。
食べ物が入ると、こぼれないように きゅっと下唇をすぼめてフタをします。
こんなに間近で、アフリカゾウの口の中や皮膚をみれる機会は めったにありません♪ ・ ・ ・ さて、ところかわって、こちらは動物資料館。 ゾウふんから、はがきの材料のパルプとなるまでの工程と これから行う作業工程を説明。
じゃあ、実際につくってみましょう! まずは、やり方をしっかり学んで・・・
どんどんつくりますよ~っ
うん、皆さん、上手で真剣!
紙パルプをまんべんなく伸ばします。
コツがわかられた方は、手際よくたくさんつくっていかれます。
はがきサイズにプレスしたパルプは まだぬれた状態なので新聞紙にはさみ
保護者のお母さま方には、もう1つ大事な任務が☆ ぬれた状態でもちかえられると 破けたり曲がったりしてしまうので ここで、アイロンがけまでしていただきました。
今日は、白、ピンク、水色の三色♪
マーブルにもできますよ~
動物ボランティアさんたちも この日たくさんきていただいて みなのアドバイスやお手伝いをしてくれました!
ご家族で参加された方々が多く 夏休みのいい思い出になったのではないでしょうか。
皆さん、おつかれさまでした!
思い出と、つくったはがきと、ゾウについて学んだことをお土産に まわりのご家族・ご友人にも、ぜひ伝えてくださいね(*^^*) 上野、鎌田、北川、草野、高田、長野、平瀬 福本、吉仲、松﨑、松本 松男
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