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動物だよりvol.522 納涼!マルルとクロサイ

2018年7月16日(月)

平成30年7月16日(月)

 

 

熊本地震発生から824日。

 

 

本日も暑かったですねー。

 

こんな時は、山や川などの避暑地に出かけたり、かき氷を食べたり、玄関先に打ち水をしたり、暑さを和らげる色んな工夫をしますよね。

 

動植物園でも、動物達にとって暑さが和らぐような工夫をしていますので、少しご紹介します。

 

 

1

こちらは本日のマルルのおやつ。

 

リンゴの氷漬け。


2

 

氷をプールに投げ込むと、すかさず飛び込むマルル。

 

まだ、氷がプールに着水した時の波紋が見えることから、マルルがすぐに飛び込んだのが分かりますね。



3

 

腕に乗せて食べる姿が可愛いです。

 

リンゴをひとかじり。

4

 

「うっめー!」

 

って言ってそうな瞬間が撮れました。

 

実際の気持ちは分かりませんが、喜んで、気持ち良さそうにしていたのは間違いないと思います。

5

 

リンゴも氷もきれいに食べてしまいました。

6

 

これはマルルの背面です。

 

ところどころ、緑色になっているのが分かるでしょうか?

 

実はこれ、マルルの毛の中に藻が生えているんです。

 

ホッキョクグマの体毛は無色透明で、1本1本がストローのような中空構造をしています。

 

体を床にこすり付けたりして毛に傷ができ、その隙間から藻が侵入するようです。

 

 

 

ホッキョクグマの体毛は4月に生え変わって真っ白に見えますが、6月くらいから藻が生えて一部緑色になります。

 

なので、全身真っ白なのは4月~6月のわずかな期間だけだそうです。

 

 

以上、見ているこっちも涼しくなれるマルルのおやつの光景でした。

 

 

7

 

続いて、クロサイの納涼の様子をお届けします。

 

消防ホースを使って引いている水に近寄って行くオスのクラッグ。

8

 

躊躇なく水を浴びるクラッグ。

 

まるで練習後にシャワーを浴びるラグビー部員のよう!

9

 

満足したら、さっときびすを返す。

 

心なしか表情がさっぱりしているように見えます。

 

体表が水で濡れて、名前どおりクロサイになりました。

 

 

実は、クロサイの名前の由来は、体が黒いからではありません。

 

これにはシロサイの名前の由来が関係してきます。

なかなかややこしい理由ですが、気になる方は調べてみると面白いですよ。

 

 

今後も夏を涼しく乗り切る工夫がありましたら、ご紹介します。
 

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