日本気象協会より第3回の桜(ソメイヨシノ)の開花予想が3月2日に発表されました。 (開花予想は、今後4月下旬まで毎週水曜日に発表されます。) 第3回の発表によりますと熊本市の予想開花は、次のようになっています。 地点 | 予想開花日 | 平年差(日) | 昨年差(日) | 熊本市 | 3月25日 | +2 | +4 | 宇和島市 | 3月22日 | 0 | +1 | 福岡市 | 3月23日 | 0 | +1 | 名古屋市 | 3月23日 | -3 | +2 | 東京都千代田区 | 3月23日 | -3 | 0 |
*平年(昨年)差の「-」は平年(昨年)より早く、「+」は平年(昨年)よりも遅いことを表します。 桜前線は、3月22日愛媛県宇和島市からスタートし、23日には福岡、高知、名古屋、東京都千代田区へと進みます。 熊本市は、3月25日と平年より遅い開花予想となっています。 桜の開花は、晩秋から初冬に冷え込み、春先に暖かくなると開花が早くなるといわれます。 昨年の11月から1月半ばにかけて気温の高い状態が続き、記録的な暖冬となりました。 このため、桜の花芽は休眠から目覚めにくかったと考えられています。 2月中旬から気温は高めで、この先も高温傾向になる見込みですが、
九州地方の桜は、休眠打破の遅れが影響し、開花は平年より遅れめとなる見込みです。
桜の開花は、日本人の生活とも深くかかわってきました。 春の農作業や庭・鉢ものの手入れなどは、桜の開花を目安に行われてきました。 さて、熊本市動植物園の桜の蕾のようすです。(3月1日撮影) ◎ソメイヨシノ(染井吉野) 日本の桜の80%は「ソメイヨシノ」と言われています。開花予想の標準木。葉が出る前に淡紅白色一重の花が木を埋めつくして華やかに咲きます。
◎チハラザクラ(千原桜) 熊本市西区島崎町千原台に「千原桜原木の跡地」が今も残っている熊本の桜です。ソメイヨシノよりも花弁が大きく純白で、一枝に一重と八重が咲くのが特徴です。
◎オオシマザクラ 淡緑色の若葉とともに、大きな白色一重の花が房状になって数個開花します。
◎ヤマザクラ 古来より親しまれてきた代表的な野生の桜。 花とともに展開する新芽の色が様々で、山野の景観を美しく彩ります。 花びらは5枚です。
◎陽光(ようこう) 陽光という品種で、園内では最初に咲くサクラです。 これまでで一番早い開花日は3月9日(2013年)でした。
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